悩んだときは五目釣り!初心者にはダントツオススメ
船釣りに行こうと思っても
- 何を釣ろうかな~
- 何が釣れるんだろうな~
などと悩むこともあると思います。
そんな時にぜひやってもらいたい釣りが「五目釣り」です。
今記事では、五目釣りにテーマを当て、釣れる魚種、必要なもの、予算、方法などの情報を紹介して五目釣りの魅力をお伝えします!
それではさっそく行ってみましょう。
五目釣りとは
五目釣りとはその名の通り、多種多様の魚が釣れる釣り方です。
対象魚によっては100匹以上釣れます。
エサ釣り、ルアーどちらでもできます。
ボウズは絶対に嫌だ
いざ釣りに出たけどボウズ(1匹も釣れないこと)だったなんて日は考えたくありません。
筆者は今まで何十回と船釣りに行きましたが、「ボウズだったことは一度もありません」。
お金を払って期待と共に釣りをするわけですから1匹以上は必ず持ち帰りたいものです。
沢山釣れればいい思い出になります。
「釣る」ことがいい思い出の必須条件です。
そのために王道以外のテクニックも取り入れるのも一つの手だと思っています。
おススメはアジの五目釣り
オススメはアジ五目釣りです。
味良しの名からその名の通りの名が付いた「アジ」は、生でも煮ても焼いても揚げても美味しくいただける万能の魚です。
アジ五目の特徴
- かんたんで技術要らず
- 老若男女誰でもできる
- 数が沢山釣れる
- 色んな魚が釣れる
という魅力があります。
アジ釣りは沢山釣れる
アジは回遊魚で群れで泳いでいるので、1匹釣れるとその後連続して釣れるようになります。
仕掛けによっては1度に5匹釣れるのも珍しくありません。
釣果によっては100匹以上釣れることもザラなので、楽しい釣りになること間違いありません。
アジ釣りは、おひとり様からファミリーフィッシングまで老若男女どなたにもおススメできる最高の釣りの一つです。
アジ釣りはかんたん
アジ五目の釣り方はとても簡単です。
エサ釣りの場合
- かごを着底させた後、船長に指示された棚まで巻いて1回~2回しゃくる。
しゃくり方:竿の尾を軸にして5秒程度で50㎝~1m上げる。 - 上げたら同じ様に5秒程度かけて戻す。
- 1分ほどたったらまたしゃくる。
- 5回ほどやって釣れないようなら一度巻き上げてカゴの中の撒き餌が無くなっていないか確認する。
巻き上げるタイミングは撒き餌の無くなり加減を見て判断する。
早ければ一投目で遅くとも5~6回ほど落としたら大体釣れます。
アジ以外にも釣れる魚が多い
アジ五目の醍醐味は多種多様の魚が釣れることです。
アジ五目の場合、メインのアジの他に以下の魚が釣れます。
釣れる魚の魚種
- サバ
- イナダ(ハマチ)
- シイラ
- カンパチ
- タイ
- イトヨリ
- カサゴ
- ハタ
ほかにも、多くの魚が釣れます。
どんな方法でも釣ることが先決
アジを釣る部分は「サビキ」と言われる疑似餌をつかいます。
これだけでも釣れますが、やはり人工物、匂いや生感、本物の質感とは開きがあります。
一般的にサビキは何もつけずに使用しますが、海の状況や魚の機嫌によりなかなかかからない時もあります。
その様な時に役立つのが「生エサを付け加える」ことです。
生エサを付けることにより、本物の匂い、その他の魚も寄せ付けるなど、確実に釣果がアップします。
船釣りには向きませんがアミエビをサビキにひっかけてエサに使うトリックサビキなどは堤防などファミリーフィッシングで非常に心強い釣り方になります。
船釣りの場合はアミエビは使えないので、オキアミやイソメなど取れにくいエサを付けましょう。
筆者はいろいろな船釣りに出ていますが、今まで一度もボウズだったことはありません。
他の人がボウズの時でも常に1匹以上持ち帰ることができているのは、付けエサを使っていることが大きな理由と言えましょう。
魚は犬よりも鼻がいい
魚はとても鼻が良く「犬の何倍もの臭覚を持っている」と言われており、3km先のたった一滴の匂いをかぎ分ける魚もいます。
サビキ単体の場合、キラキラ疑似餌で視覚からのアプローチだけですが、イソメの場合生体なので針にかけた時点で漏れ出す体液の匂いがでます。
そんな魚はイソメの体液の匂いが大好きなので集魚効果がサビキ単体と比べて高まります。
船長や周りの客から「そんなのやっても意味ないよ」と言われることもあるかもしれませんがそんなのは無視です。確実に釣れる確率は上がるのでダマされたと思ってやってみて下さい。
まずは釣れることを楽しみましょう。
付けエサを変えれば釣れる魚種が増えます
付けエサをプラスで夢が広がります
サビキの一番下のハリにイソメを付けると言うことで根魚など釣れる魚種のバリエーションを増やすことが可能です。
釣れない時はサビキのハリ全部に付けエサを付けることだってああります。
付けエサの代表格
- イソメ
生体なので「ぐにょぐにょ動く」ぶん、魚へのアピールは抜群!体から出る体液の匂いも魚の食欲を掻き立てます。最もバリエーションの高い困った時の万能餌です。 - オキアミ
オキアミをハリにつければタイが釣れる「エビで鯛を釣る」体験ができます。 - イカ
イカは青魚が良く食いつきます。イナダ(ハマチ)との相性はとてもいいので魚種のバリエーションを増やせます。 - サバ
サバは匂いもそこそこある付けエサの代表です。身をとって皮だけにするとカサゴなどの根魚がガンガン釣れます。 - サンマ
身持ちが悪いモノの集魚力はトップクラス。魚臭、強烈な内臓の匂いは魚の食欲を興奮させます。 - イワシ
泳ぎ釣りと言われる生体のまま使うことで根魚、青魚はじめ多くの魚が釣れます。中型から大きめの魚も釣れます。 - アジ
泳ぎ釣りと言われる生体のまま使うことで根魚、青魚はじめ多くの魚が釣れます。中型から大きめの魚も釣れます。
アジ五目釣りの平均予算
アジ五目釣りの場合、船代は6,000円~10,000円です。
竿をレンタルする場合、船代プラス500円~2000円かかります。
エサ釣りの場合、かごに入れるエサは船代に入っている場合が多いです。
付けエサ代
- イソメは一杯500円程度
- オキアミはブロック500円 生エサ1パック500円程度
- ナマイカ300円
付けエサは船宿で売っていない場合があるので、前もって釣具屋などで購入しておきましょう。
アジ釣りの時間
- 全日:6時頃~13時程度
釣行時間:7時間程度 - ショート(午前便):7時頃~12時頃
釣行時間:5時間程度
アジ五目釣りができるシーズン
年中できますが地域によっては3月~12月。
6月から8月が最も数が多く釣れます。
アジは最強の万能魚
色々な調理のバリエーションがあるアジは食べても美味しいですし、誰かにあげても喜ばれる魚でしょう。
ぜひこんなおいしい魚を食べきれないほどたくさん釣ってくださいね。いい思い出を作って釣りを楽しんでください。
釣る場所で魚の大きさは変化
海の深さによって釣れる魚のサイズが変わります。
堤防付近など陸の近くでは基本魚のサイズは小ぶりが多いですが、ちょっと沖に出て60m、100m程度の深さで釣ると美味しい良型サイズになります。
アジの場合、10m~20m付近での釣りの場合20㎝未満の小型が多くなります。30m~100mになると30㎝以上が多くなります。
次のオススメはカサゴ五目
カサゴ五目も誰でも手軽で簡単に釣れるのでおススメです。
オモリが一番下でその上に1本~2本のハリが付いて釣る胴付き仕掛けが一般的。
エサ、ルアーどちらでも釣れます。
釣れる魚種も豊富
- カサゴ
- メジナ
- メバル
- アカハタ、マハタなどハタ類
- アジ
- タイ
- クロダイ
- サバ
- イシモチ
- カレイ
- ヒラメ
エサの場合
- イソメ
- サバ
- サンマ
- イカ(短冊切りにしたイカ)
- イワシ(身だけでも生餌でも)
- アジ(身だけでも生餌でも)
が多いです。
釣れる魚の数
堤防周りだとサイズは小さいですが10匹程度~100匹程度が釣れます。
沖に出て深場で釣る場合、魚が釣れるサイズは大きくなりますがその分釣れる数は少なくなり5匹~30匹程度になります。
カサゴ五目釣りの平均予算
カサゴ五目釣りの場合、船代は5,000円~10,000円です。
竿をレンタルする場合、無料の場合と1000円程度かかる場合があります。
電動リールにすると竿代は2000円程度プラスになります。
エサ釣りの場合、かごに入れるエサは船代に入っている場合が多いです。
付けエサ代
- イソメは一杯500円程度
- オキアミはブロック500円 生エサ1パック500円程度
- ナマイカ 300円
- サンマ スーパーで300円程度
- サバ 500円程度
付けエサは船宿で売っていない場合があるので、前もって釣具屋などで購入しておきましょう。
カサゴ五目釣りの時間
- 全日:7時頃~14時程度
釣行時間:7時間程度 - ショート(午前便):7時頃~12時頃
釣行時間:5時間程度
深場五目釣り
ちょっと慣れてきたら深場五目も 深場五目とはその名の通り200メートル以上の深場にいる魚を狙う釣りです。 対象魚は キンメダイ ヒメカサゴ オニカサゴ アカムツ(のどぐろ) クロムツ シロムツ バラムツ メダイ サバ(大き目) など。
どれも美味しい魚ばかりです。
深場五目の平均予算
深場五目は6000円~1万円程度。
竿をレンタルする場合は1000円程度
リールは深場では電動リールが必須なので持っていない場合はレンタル、1000円~2000円程度。
釣り方は落とし込み釣りになります。 落とし込み釣りとは 一番下に重りを付け、その上に5本~10本程度の針を仕掛けるだけで、オモリと針だけでできるシンプルな釣り方です。
海底まで付いたら糸ふけを取り船長の言う棚まで巻き上げてゆっくり落とす。
落としている間に魚が食いつきます。
食いついた棚の高さに合わせ軽く上下にしゃくったりそのまま待っていると何匹も針にかかっていく。
キンメダイなどはまとまっている場合が多いため。
魚の習性を利用した釣り方
魚は上から落ちてくるものに対して食いつくのですが、その習性を利用した釣り方になります。
エサは魚の切り身
エサは魚の切り身 針に魚の切り身を付けます。
魚の切り身は主に
- サバ
- サンマ
- イカ
- イワシ
通常は船側が用意していますが、自分で用意することもできます。
作り方はかんたん。
魚の切り身の付けエサの作り方
- 密封袋に魚の切り身を入れ「塩」を沢山いれ軽くもみ込んだあと冷蔵庫に入れます。
- 5時間~24時間後には、魚が塩で〆られ身崩れしない状態になります。
深場五目釣りの時間
- 全日:6時頃~13時程度
釣行時間:7時間程度 - ショート(午前便):6時頃~11時頃
釣行時間:5時間程度
五目釣りは面白い
今回ご紹介した3点はいかがでしたでしょうか?
ある程度お金がかかる船釣りですから、行くなら楽しい思い出になるように何が何でも「釣る」ことに重点をおいた記事にしました。
人によっては邪道と思うことがあるかもしれませんが「釣れなかったら何の意味もない」のでそんなこと気にせずバンバンやってやりましょう。
五目釣りはその名の通り、たくさんの種類の魚が釣れます。
釣れる魚は基本的に美味しい魚ばかりですので、ぜひ沢山釣って美味しく召し上がってください!