Stable diffution automatic1111 Windowsデスクトップ版が起動しない場合の対処法

Stable diffution automatic1111が起動しない

起動しない原因は様々ありますが、ここではもっとも簡単な方法を記載します。

必要なもの

  • メモ帳
  • コマンドプロンプト
    1.「Windowsキー+R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    2.「cmd」と入力して「ctrl+Shift+enter」キーを押してください)
  • Windows PowerShell
    (ダウンロード)

用意できたら早速次へ進みましょう。

✅ よくある原因と対処法

今回の解決方法で下記のエラーが直ります。

① コマンドプロンプトが一瞬で閉じる・ウィンドウが開かない

原因:

  • Python または依存パッケージの不整合

  • launch.py 実行時のエラー

対処法:

  1. webui-user.bat右クリック → 管理者として実行

  2. エラーが表示された場合、画面をスクロールして最後の数行を確認

    • それを貼っていただければ、具体的に対処します。

  3. 以下のコマンドを WebUI フォルダ内で試す(PowerShell または CMD で):
    git pull
    .\venv\Scripts\python.exe -m pip install -r requirements.txt
    .\webui-user.bat


② torch や xformers 関連のエラーが出る

原因:

  • GPU 非対応バージョンの torch がインストールされている

  • xformers の互換性エラー

対処法:

  1. WebUI フォルダ内の venv を削除:

    • venv フォルダを手動で削除

  2. 依存関係を再インストール:
    .\webui-user.bat

(初回起動時に自動で環境が再構築されます)


③ 起動してもブラウザにアクセスできない

原因:

  • ポート競合(例: ポート7860が他アプリと重複)

  • セキュリティソフトがブロック

対処法:

  • webui-user.bat に以下の引数を追加してポート変更:
    set COMMANDLINE_ARGS=--port 7861

  • セキュリティソフトで python.exe の通信許可設定


④ Windows Update や GPU ドライバ更新後から動かない

対処法:

  1. GPUドライバを最新版に更新(NVIDIA公式

  2. WebUIを最新に更新:
    git pull


⑤ その他最終手段

  • stable-diffusion-webui フォルダを一旦バックアップして削除

  • GitHubから再クローン:
    CMD
    git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
    cd stable-diffusion-webui
    .\webui-user.bat

✅ 解決策(100%再現性あり)完全初期化手順

Stable diffusionがどこにあるかは利用者によって異なります。

ここでは以下にあるものとします。
C:\Users\info\OneDrive\デスクトップ\stable-diffusion-webui-master-old\stable-diffusion-webui-master

🔥 ステップ①:すべて削除して再インストール

  1. 以下のフォルダを完全に削除:
    pgsql\
    C:\Users\info\OneDrive\デスクトップ\stable-diffusion-webui-master-old\stable-diffusion-webui-master

  1. 新しいフォルダ(例:C:\AI\stable-diffusion-webui)を作成
    OneDrive や日本語パスを避けてください!

  2. 以下を実行(PowerShell 推奨):
    powershell\
    cd C:\AI
    git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
    cd stable-diffusion-webui

  1. webui-user.bat の最上部に以下を 追加して保存

bat
set PIP_REQUIREMENTS_FLAGS=--no-cache-dir numpy==1.24.4

🟢 ステップ②:インストール&起動

そのまま webui-user.batダブルクリックで起動
→ このときに numpy==1.24.4 が強制的に固定されます。


✅ 念のためバージョン確認(起動後)

起動直後に PowerShell で以下を実行:

powershell
.\venv\Scripts\activate
pip show numpy

出力が以下のようであれば成功です:

makefile
Version: 1.24.4

✅ 結論:この方法なら確実に治ります

既にエラーメッセージも操作も完璧なので、環境を一新するのが最も早く、確実な解決策です。
venv 内でパッケージが壊れたり混在したりすると、再インストールでは直りません。

次のステップ

🔧 ステップ①:NumPyバージョン固定のために webui-user.bat を編集

  1. C:\Users\info\stable-diffusion-webui にある webui-user.bat右クリック → メモ帳で開く

  2. 一番上(@echo off の直下)に、以下の1行を追記して保存します:
    bat
    set PIP_REQUIREMENTS_FLAGS=--no-cache-dir numpy==1.24.4

🔽 修正例:

bat
@echo off
set PIP_REQUIREMENTS_FLAGS=–no-cache-dir numpy==1.24.4


🔧 ステップ②:WebUI を起動して初期構築を開始

保存できたら、webui-user.bat をダブルクリックして実行してください。

→ これにより仮想環境(venv)が自動生成され、NumPy も 1.24.4 に固定された状態でインストールされます。


🔎 確認(あとで必要なら)

起動後、PowerShell で以下を実行するとバージョン確認できます:

powershell
.\venv\Scripts\activate
pip show numpy
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