自分で不動産の相場を調べるためには
不動産を売却しようとしても、いくらで売れるかわかりません。
これでは売却の第一歩からつまずいてしまいます。
ローン残高との兼ね合い、新居のための費用など、自分の不動産がいくらで売れるかによって今後の計画が左右されてしまいます。
では、自分の不動産の相場を調べるにはどうしたらよいでしょうか。
今はネットで不動産の情報も公開されており、多くの公的機関では無料です。
これを使わない手はありません。
これからご紹介する指標を活用してまずは相場を把握しましょう。
一番お手軽?ネットや新聞広告
まずは入口として不動産情報のサイトを見てみましょう。
サイトによっては何万件も売買の情報が載っています。
また、週末を中心に新聞には不動産売買の広告が折り込まれています。
これらを利用すると、近隣のおよその相場がわかるようになります。
付近で分譲住宅がさかんに売られているような人気の地域では有効な方法です。
一方で売買がほとんどない地域もあります。
こういった地域では広告から情報を得るのは難しいかもしれません。
公的評価の基本!地価公示と地価調査
地価公示は国土交通省が、地価調査は都道府県が発表している土地価格の指標です。
地価公示は全国で約2万6千地点、地価調査は約2万2千地点あります。
価格時点が地価公示は1月1日、地価調査が7月1日と異なるほかは、価格算出方法はほぼ同じです。
地価公示や地価調査は国土交通省サイトの「土地情報総合システム」から「地価公示地価調査価格」をクリックすることで検索が可能です。
国土交通省が運営する無料の地価調査サイト⇒国土交通省:土地情報総合システム
地図を表示することもできるのでとても便利です。
地価公示や地価調査は不動産鑑定士が鑑定する精度の高い価格ですが、地点数が少なく、知りたい土地の近くにあるとは限りません。
また、公表される価格は公示地点の方位や土地の形状も考慮された価格なので、これらを差し引いて考える必要があります。
使いやすい!相続税路線価
相続税路線価は、国税庁が毎年7月頃に発表しています。
本来は相続税計算のためのものですが、不動産価格の目安としても活用されています。
国税庁のサイトから検索することができます。
市街化区域内であれば路線価が付されています。
相続税路線価で気を付けることは、
「相続税路線価は相場の8割水準になっていること」
「方位や土地の形状は考慮されていないこと」
の2点です。
これらの点に気をつければ、その地域のおよその水準を知ることができるでしょう。
相続税路線価よりも広範囲!固定資産税路線価
固定資産税路線価は市町村が徴収する固定資産税のもとになる路線価です。
「資産評価システム研究センター」のサイトで確認することができます。
路線価を調べる⇒資産評価システム研究センター公式サイト
相続税路線価のない場所でも固定資産税路線価は付されています。
固定資産税路線価は相場の7割水準となっていることに気をつけましょう。
路線価という性質上、方位や土地の形状は考慮外です。
さらに固定資産税路線価は3年に1度の更新なのでこれらの点は注意が必要です。
実際の取引価格が載っている!不動産取引情報検索
国土交通省のサイトにある「土地情報総合システム」から「不動産取引価格情報検索」に進みます。
あとは地図で探したい場所を検索していくと、その地域で実際に行われた取引価格を見ることができます。
これは国土交通省が売買をした人にアンケートを行ってデータを収集しています。
先ほどの地価公示のデータもこの「土地情報総合システム」から参照することもできます。
この「不動産取引情報検索」はその地域の価格水準を把握するためにはとても有効です。
ただ、アンケートという性質上、数が少ないのが難点です。
また、土地は角地などの接面状況や敷地の形状によって価格が変動します。
これらの点を反映していないことを踏まえたうえで利用しましょう。
不動産の価格は査定してもらわないとわからない
こうしてみると、どの指標も一長一短だとわかります。
土地だけでも地価公示価格をはじめいくつもの指標があります。
建物は一軒ずつ状態が異なるので築年数や面積だけでは価格を判断できません。
では、自分の不動産がどれくらいの価値があるのか調べるにはどうしたらいいでしょうか。
やはり、不動産業者に査定をしてもらうのが一番正確でしょう。
土地の形状や前面道路が価格にどう影響するのか、建物の傷み具合やリフォームの必要性など細かく見てくれるはずです。
このように査定は成功を左右するほどの重要な過程です。
まずは簡易査定によって査定額を出してもらうのがおすすめです。
また、簡易査定では業者の比較検討も容易に行えるので、悪徳業者を避けるためにも有効な査定方法です。
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