離婚して人生をリスタートさせるために
浮気調査は、調査そのものが目的になってはいけません。
調査結果を受けて、貴方が今後どうすれば幸せになれるのかというビジョンが大事です。
そのビジョンは、結局は「離婚せずに関係を修復する」と「離婚して人生をリスタートする」の2つに分かれます。
そして今回は、後者の「離婚する」場合を取り上げます。
浮気が原因の離婚なので、当然焦点となるのが“慰謝料”の問題。まとまった慰謝料を要求するには、確たる証拠が必要とされています。
ではどのような証拠が有効で、どれくらいの慰謝料をもらえるのか?もちろん個々のケースによってバラバラなのですが、具体的な事例を通して、何となくイメージしていただきたいと思います。
ケーススタディ:夫の浮気現場の撮影に成功。慰謝料総額は300万円
K子(離婚当時35歳)は、東京郊外のベッドタウンに住む主婦。夫は2歳年上で、年収約500万円のサラリーマン、T太。9歳の娘が1人いる。
ちょうど結婚10年目の春に、T太の浮気が発覚した。浮気相手は、娘の習い事(ピアノ)の先生(S美)で、29歳独身。浮気のきっかけは、ピアノ教室への送り迎えだった。
当初、送り迎えはK子がしていたのだが、一度風邪で寝込んだときがあって、代わりにT太に行かせたのだった。それ以降、T太が送り迎えに妙に積極的な態度を示したことから、K子は浮気を疑い始めた。
その頃からT太の残業や休日出勤が増えたというのも、浮気を疑った一因である。
K子は何かしら証拠をつかもうと機会をうかがっていたが、T太が会社の飲み会で泥酔、帰宅した日に、彼のスマホを盗み見ることができた。
案の定、T太とS美は不倫関係にあった。S美との計150件にも及ぶ通話記録と、肉体関係を示唆するメールのやりとりを確認。
メールには、T太のK子に対する性的不満まで綴られていた。寝室にT太のイビキが響く中、それをK子は泣きながら自分のスマホで撮影した。
K子はそのとき離婚を決意したし、自分が撮影した通話記録やメールの内容で、証拠としては充分だと思っていた。
ただ少し不安だったので、念のため、離婚問題に詳しい弁護士に相談してみることにした。
すると、「浮気の証拠としてはまだ弱い。不貞行為を確実に証明するものがないと、裁判等を有利には進められない。
これでは満足する慰謝料を得られない可能性が高い」とのこと。そこで浮気調査に実績のある『探偵事務所』を紹介されたので、K子は悩んだ末、調査をお願いすることに。
流石は浮気調査のプロ。
調査を開始してから3日目の夜に、T太とS美が肩を寄せ合いながらラブホテルに入り、また出てくる様子がバッチリ撮影された。
K子はその翌日探偵事務所に呼び出され、今回の調査方法と調査結果についての報告を受けた。その後の慰謝料請求の手続き等も、探偵事務所が代わりに行ってくれるとのこと。
T太・S美両者から謝罪文も受け取ることができた。
結局、K子の希望で、娘の親権はK子に。離婚後の養育費は毎月6万5千円で合意した。
また慰謝料については、T太から250万円、S美から50万円(計300万円)受け取ることになった。
なお浮気調査の費用は計38万円。内訳については、1日あたり3時間かつ2人分の調査費用が12万円(=単価2万円×2人分×3時間)。これを3日間行ったので、12万円×3日で36万円。これに諸手続き等の費用2万円が加わって、38万円である。
GPSによる追跡等も含めてこの金額なので、かなり良心的な部類と言って良いだろう。
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最後に
今回は、ケーススタディとして「夫が浮気をした場合」を取り上げましたが、もちろん逆の場合もあります。
ちなみに妻が浮気をした場合の養育費は、妻に非があるにも関わらず、夫が支払う場合が多いそうです。男性からすると、何だか釈然としませんよね。
…今や、日本人夫婦の3組に1組が離婚する時代です。
パートナーの浮気を大目に見る寛容さも時には大事かもしれませんが、同時に、皆幸せな人生を享受する権利があるはずです。
先立つものは、お金。浮気が原因で離婚すると決めたなら、信頼のおける探偵事務所に調査をお願いして、正当な額の慰謝料をもらうようにしましょう。
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